台風一過の木曜日のアトリエ、COさんがやって来ました。
前回から始めた「根菜」のデッサンの仕上げに取りかかります。
今回のテーマである「それぞれの固有色と質感の違い」が、見事に的確に再現されました。
玉葱の艶やかで乾いた表皮、ジャガイモの艶消しで柔らかなゴツゴツ感など、しっかりと描写されました。
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フェルメールの「青いターバンの少女」模写中のFTさん、久々の再開です。
今日は少女の顔の明部や唇、それに背景の暗部などが加筆されました。
よほど画集と見比べない限り、仕上がっているように見える段階に達しました。
でも、まだまだ。次回もまた更に楽しみです。
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前回、ダ・ビンチの人物画デッサンを仕上げたESさん。今日から初めての油絵に挑戦します。
4号のキャンバスを用いて、テーブル上にセットされた静物画を描きます。
講師の発案でイタリアの画家モランディーの作品を参考に、シンプルなモチーフと構図が選ばれました。
ESさん、初めての油絵の感触を慎重に確かめながらも、着実に筆を進めてゆきます。
今日はここまで。下地となる基盤の色(絵の具)が丁寧・繊細に施されました。
しばしの緊張から解放されたESさん、油絵ならではの感触と質感に満足げでした。
次回がとても楽しみです。
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台風15号の北からの突風で、アトリエの庭木(スパルタン杉2本と夾竹桃1本)も傾いてしまいました。
でも震災の被災地をはじめ、各地の甚大な被害に比べれば微々たるものです。