アトリエ・マイルストンブログ

2011年9月8日木曜日

四者四様・絵、共に完成

HSさん、制作中の水彩・風景画の仕上げに取りかかります。


 左:3本の筆とメガネを手にボカシ作業の余念のないHSさんの様子です。
右:本日めでたくも完成したHSさんの水彩・風景画「アルカサル城」です。

今回は落葉木立の描写に時間を要しましたが、その甲斐もあって、お城の凜とした存在感が見事です。
スペイン旅行の時の思い出が鮮やかに蘇ってくるような空間や臨場感に、私達見る側も圧倒されます。
HSさんの今回の粘りと根気が底力となって、更なるステップに繋がっていくことと思います。
 お疲れ様でした。

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順調に基礎デッサンをこなしてきたTEさん、今日は初の水彩画のレッスンです。
中学時代以来、ン十年ぶりと言う水彩でリンゴに挑戦しました。


TEさんのチョー久々水彩画・リンゴ、見事に完成です。
表皮の紅色も鮮やかに豊かな量感のリンゴが、とてもリアルに再現されました。
特に中心部のヘタやその周囲のへこみ部分等、実際に手に取れるような立体感です。
TEさんの水彩、半世紀余の時を経て見事な大復活です。

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KHさん、前回から着手の水彩・風景画(模写)の仕上げに取りかかります。


KHさんの水彩・風景2作目、完成しました。
第一作で得られたノウハウを基に、一段と完成度の高い、まとまり感のある絵に仕上がりました。
原画同様、英国の田舎の清楚な空気感と、中景・人工物の暖かみが画面から漂い出ています。
色面としての水彩絵具と、木立や樹木のリズミカルな鉛筆での幹や枝とがとても良く調和しています。

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背景有りの本格的・人物画デッサン(模写)に取り組んでいるESさん、今日は仕上げに取りかかります。


四回目を経て、ESさんの人物画が仕上がりました。
原画、ダ・ビンチの「テンを抱く婦人像」の複雑で重厚な形態・階調に力負けせずに再現されました。
暗い背景に浮かびあがる婦人の色白な肌合いや、気品ある表情や手もしっかり把握されています。
今日、お城を完成させたHSさん同様、ESさんのこの根気が新たな絵の力に繋がっていくと思います。
お疲れ様でした。