月曜日・曇り(夕刻より雨)
アトリエ定休日
今日は恒例の名作美術館ではなく、久々の
「デイリー・ギャラリー(その20): かご」です。
プラスチック製品の氾濫する昨今では、その素朴な形を見、また用いる機会は少なくなりました。
工業製品にはない手作りならではの温かな感触や風合いは捨てがたいものです。
今回は、作家物の高価・精緻なものではなく、民芸的な実用品を取り上げました。
沖縄・今帰仁村(なきじんそん)のわらび縄巻きかご各種
鹿児島・真竹かご 根曲竹・脱衣かご
筆者が幼小の頃には当たり前だった日用品、その再認識や復活が望まれます。
使い込んで、表面が飴色やヤニ色に変化していくのを味わうのも楽しいものです。
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「 ミュージック・ギャラリー(その100)」
今日6月23日は「沖縄慰霊の日」。
軍総司令官の自決により、日本軍の組織的抵抗が終結した日です。
3ヶ月間に及ぶ大戦最大の地上戦で、20万余の命が失われました。
故郷では、板線香の紫煙が辻々で澱をなしていたものと思われます。
島唄 / 夏川りみ、作詞・作曲 宮沢和史(ザ・ブーム、1992年)
小学生の頃、近所の丘の茂みの中で、小さな頭蓋骨を見つけたことも今ではもう遠い過去の事。
永遠(とわ)の平和・平安を祈るばかりです。
By 講師T