3連休最終日、アトリエはお休みです。なので、今日は久々のウェブ・デッサン講座です。
今回のテーマ&サブ・タイトルは、「模写をしよう」です。
何かと多忙な日常生活の中では、人物を描きたくてもモデルをしてくれるヒマな人はなかなか見つかりません。
そこで古今東西の名画の中から、気になる男女を選び出してモデルになっていただこう、と言うわけです。
もちろん興味を引く部分、好きな部分だけを抜き出し、画材も、鉛筆・ペン・水彩と何でもかないません。
以下は、講師Tが若かりし頃の模写デッサンのほんの一部です。参考にしてみて下さい。
(画面内、クリックすると拡大画像が得られます。)
左:現代米国の画家ワイエス(淡彩) 中:ラファエロのマドンナ像 右:ミケランジェロ
左:ミケランジェロ、ロシアの画家レーピン(下) 中:ドガ(前縮法) 右:フランドルの画家ルーベンス
左:スペインの宮廷画家ベラスケス 中:同じくベラスケス 右:マネ、明治時代の日本人画家
左:フランスの画家ダヴィッド 中:同じくアングル 右:オランダの画家フェルメール
左:ドガ(その他)習作より 右:ミケランジェロの壁画より(前縮法)
左右ともに民族図鑑(世界人類百科)より(ペン)
左:フランドルの画家ファン・アイク(ペン) 右:ドイツの画家デューラ-(ペン)
左:雑誌の写真から 身体(上腕)の一部 右:芸用解剖学の図版より男性の骨格と筋肉
模写の対象も画集だけに限らず、写真集・図鑑・雑誌など、気になった画像を模写してみましょう。
それが人物なら、顔の造形の新しい発見や、形態・調子の把握など、勉強になることが多々あります。
印象派のマネやドガを始め、我が国が世界に誇る尾形光琳や伊藤若冲などもまた多くの模写を行いました。
模写には、見ているだけでは得られない大切なキーポイントが数多く埋もれています。
機会を見つけて是非、模写してみて下さい。
(似る・似ないは主旨ではないので、その必要はありません。まずは気楽にトライして下さい。)
日々の僅かな数分・小さな一歩を楽しみましょう。「数打ちゃ当たる」です。
( By 講師T )