アトリエ・マイルストンブログ

2013年1月12日土曜日

K兄妹の傑作・力作・快作

 土曜日・快晴
K兄妹がやって来ました。
今日はクラフトを中心に、2コマ授業を楽しみます。

兄のKK君(小5)、宝箱を作りたいと言うことで、そのデザインから始めます。

左:まずは下絵作りから開始です。                  右:デザイン画が仕上がりました。 


 左:着色前の研磨をしています。          右:いよいよ着色が始まりました。

KK君、制作中の木工自動車の続きも、当初予定の図画も取りやめ、宝箱の仕上げに全力を注ぐことになりました。

KK君の傑作宝箱、堂々の完成です。どうぞ、ご覧下さい。



「宇宙」がテーマの、KK君の見事な宝箱、素晴らしい仕上がりです。

休憩もそこそこに、時間をフルに使って集中・持続しただけのことはある作品が誕生しました。
フタ表面の宇宙ロケット&流星、前面の地球・月・土星、背面の虹、両側面の太陽と隕石、全てがカッコイイーですね。
濃青色の宇宙空間に描かれ・ちりばめられた輝く星々も、とても効果的です。
男の子らしいスケールとスピード感・ロマンなどが、とても魅力的な作品です。

着想・集中力・根気・情熱が一体となった、正に宝のような宝箱の誕生です。
KK君、2コマの授業時間を目一杯使い切りました。どうも、お疲れ様でした。

* * *

妹のMKちゃん(小2)も、KK君に負けず劣らずのエネルギッシュな創作を楽しみました。


 左:まずは着色済みの宝箱の装飾を始めます。     右:次は、粘土細工のお皿の仕上げです。

授業後半の終了間際、仕上げ作業に熱のこもるK兄妹の様子。
MKちゃん、余った僅かな時間を利用して、最後に水彩画も描きました。

以下は、今日めでたく仕上がった3作品です。

MKちゃんの宝箱。ピンク色の地色にソフトなパステルトーンのフェルト玉が施され、ホンワカした雰囲気です。
クリアーの窓部分にも細やかでソフトな色調のスパンコールが施されて、軽やかなイメージの力作となりました。


MKちゃんの粘土細工のお皿、装飾を終え表面には保護ニスがコーティングされました。
ニスの成分・樹脂の黄色が影響して、ピンク色が多少オレンジ味を帯びてしまいました。
ちょっと残念ですが、厚みのある各種立体スパンコールを剥離させないための処置です。



MKちゃん、最後に「シマリス」の水彩画も完成させました。
可愛い表情と仕草のリスの特徴がうまく表現された快作です。

*

K兄妹の今日の授業は、さながら「アンコがシッポの端まで詰まったタイ焼き」のような、高密度な時間でした。
淡々・ジックリと各種の作業に集中する兄妹の様子は、私達大人にとっても、とても良い刺激になりました。
アトリエ冥利に尽きるジックリ・ホットな真冬の1日でした。