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「 名作美術館 （その６２） 」
今日は、昨年末以来のゴッホの作品を、久々に取り上げました。
麦の収穫は確か夏。季節外れは承知です。
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 「 種まく人 ( A Sower ) 」
クレラー・ミュラー美術館 (オッテルロー、オランダ)
▲フィンセント・ファン・ゴッホ 《種まく人》 1888 年 油彩/カンヴァス 64.2×80.3cm
クレラー=ミュラー美術館 （C) Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands
晩年、ゴッホが好んだ油絵具のストロンシャン・イエロー（レモン黄）を背景に使用した美しい作品です。
日常生活をありのままに描いた農民画家にして写実画家ミレーに感動・影響を受けて描いた作品です。
夕陽と黄金に輝く麦畑を背景に、黙々と種をまく（作物が何かは不明）逆光の農夫の姿が、印象的です。
＊ ＊ ＊
「 ミュージック・ギャラリー （その７６） 」
上の麦畑繋がりで、今回は季節はずれの上塗りです。
スティングの美しい楽曲を、夭折のアメリカ人歌姫がまるで原曲のようにカバーしています。
エヴァ・キャシディー 「フィールド・オブ・ゴールド」（１９９６年）
Eva Cassidy ( Vocal & Aｒpeggio Guitar ) " Fields of Gold " ( Music By Sting ）
言葉の説明が野暮に聞こえるような、哀愁ある歌声と空間豊かなギターの音色に心が揺さぶられ、また癒されます。
エヴァ３３才のライブ音源ですが、同年、惜しくも亡くなられています。
画像の２分過ぎに、ライブの際のエヴァ本人の姿が垣間見られます。
生前は、日本はもとより本国アメリカでも無名に近かったエヴァですが、素晴らしいカバー曲を数多く残してくれました。
興味のある方は、その心に染み入る名唱をyoutube上で検索してみて下さい。
Ｂｙ 講師Ｔ
