アトリエ・マイルストンブログ

2013年5月20日月曜日

名作美術館 「戦争」

月曜日・雨

雨雲にけぶるアトリエ背後の丘頂き

アトリエは定休日。恒例の名作美術館(その46)をお届けします。
本日の作品は、
アンリ・ルソーの「戦争」です。

Henri Rousseau  " La Guerre" 
1894年、キャンバスに油彩、114 x 195cm、オルセー美術館(パリ)

偉大なる日曜画家、ルソーの代表作の一つです。
「それは至る所に恐怖と絶望を残し、そして涙と廃墟を後に通り過ぎてゆく。」
上記の言葉は、ルソーが本作を展覧会に出品した際に添えられた文章です。

画面全体を覆う油彩画ならではの美しい色彩につい目を奪われ、近づいて見れば、その禍々しい形態に目を背けてしまいます。
それは戦争と言う美化された行為の持つ殺戮(生命破壊)の本質を突いた、確かな目を持つ画家ならではの真骨頂の作品です。


「 ミュージック・ギャラリー(その47):反戦歌その3 」

ここ最近続いている反戦歌(バーズ、ボブ・ディラン)の3回目です。
「明日なき世界」と言う邦題が付けられていますが、直訳すれば「破滅の前夜」と言う意味です。

「明日なき世界」 / バリー・マクガイヤー(1965年)
Eve of Destruction  /  Barry McGuire

このコーナーで前述の二度に渡って登場した筆者中学時代の英語の先生が、やはり授業で取り上げてくれました。
中学生には難解でしたが、ベトナムで戦争をしているアメリカの中にも反戦を唱える人々がいることに共感しました。
歌い手の力強い熱いダミ声で、何よりも訴えるべきメッセージを持った歌手の存在を知ることのできた名曲名唱です。
先生もまた、「戦争の加害者にも、被害者にも、また傍観者にもなってはいけない」と、熱く語ってくれました。
その当時、オキナワは加害者の加担者でした。
常に平和を発信する島で在りたい、と願っています。

* * *

「 学童クラブ便り:TV購入 」

テレビに見入る学童たち
本日、学童室へ42型のハイビジョン・テレビがセット・アップされました。
その記念すべき初日、「千と千尋」のDVDが上映されました。
但し、いつでも何でも見て良い、と言うワケではありません。
やるべきものはやって、その後で時々 鑑賞しましょう。

隣人のMOさん、お祝いにブルーレイ・プレイヤーを贈呈してくれました。
ありがたく、有効利用させていただきます。
感謝

By 講師M&T