日曜日のアトリエ、MFさんがやって来ました。
今日から新作で、木版画をやることになりました。
上:MFさん、鎌倉の寺にある石像を選びました。今日は版木の表面を黒く塗り、そこへトレースを施しました。
下:制作中の額縁作り、今日も金色の前の下地色が塗り重ねられました。次回こそ金色が塗られる予定です。
両者ともに楽しみですね。
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UK君(小5)、熱帯に生息すると言うアトラス・カブトムシを飼い始めたとのこと。
そこで、そのカブトムシのために巣箱を作ることになりました。
左:仕上がった巣箱。UK君、カブトムシが安心・安眠出来るようにと、地味な色を選びました。優しい心遣いですね。
右:制作中のコリント・ゲーム機 。盤面上に4カ所の落とし穴が設けられ、外箱には彩色前の下地色が施されました。
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Kさん兄妹がやって来ました。
兄のHK君(小5)、今日は鳥を描きます。
HK君の「ハヤブサ」が仕上がりました。
強力な赤いオーラに包まれた勇猛な姿のハヤブサの背には HK君が乗っているとの事。
いつものようにユーモアに溢れた吹き出しの解説もついて、とても楽しい絵になりました。
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一方、妹のJKちゃん(6才)は、自分とお兄ちゃんの姿にウサギと魚たちを描きました。
いつもながらのやさしさに加えて、魚の形などは活き活きとして見事な絵になりました。
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KM君(5才)、今日はバスを描きます。また、以前作った飛行機に更なる改良を加えます。
左:仕上がった可愛い形をした2階建てボンネット・バス。ボンネットにはサイドミラーもついています。
右:T講師と共に各所に改良を加え、車輪や操縦席などを追加して、一段と楽しめるようになりました。
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Kさん兄妹やKM君、図鑑やオモチャなどの写生を基に、自由にアレンジを加えて作品作りを楽しみました。
「自由な発想や世界」には、基となる「感性豊かな外界」からの情報や刺激が必要と考えます。
ゲームやテレビ等からの流行やブーム任せではない上質な美を選んで与えることも重要です。
「見ること・感じること」を基にした「描くこと・作ること」で、形態や色彩感覚は育まれてゆきます。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、当アトリエを含め、我々大人や社会の責任や影響は重大です。
また、心豊かな子どもたちの生み出す作品群が、我々の心をも清々しく洗ってくれるのも事実です。
今日は、アトリエ冥利に尽きる1日でした。
By 講師T