金曜日、昨日に続き、アトリエはお休みでした。
よって、今日も名作美術館(その28)で、連日のドガをお届けします。
「デシナトゥール」、フランス語でデッサン家のことを、尊敬を込めてそう呼ばれるとのことです。
バレリーナの習作:中間調子下地の紙を用いて、明部と暗部を的確・簡素に描いています。
少年と少女の頭部:柔らかな描線によるボカシを用いて、繊細で微妙な調子を描いています。
女性の全身像:左は衣服のシワやヒダを、右は上半身上腕の幾つかの動きを描いています。
左右共に、身体の動きとそれに伴う衣装のシワやヒダの微妙な調子を精密に描き込んでいます。
左:馬の骨格や筋肉、その毛艶を巧みに描いています。 右:繊細なボカシを駆使して、逆光の表情を描いています。
ダ・ヴィンチや北斎と並んで、世界の三大デッサン家と称されるドガの闊達でもあり抑制的でもある描線を堪能して下さい。
(画面内クリックすると、拡大画像が得られます。)
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By 講師T