火曜日のアトリエ、THさんが久々にやって来ました。
今日は春に出かけた旅先でのスケッチに、水彩を加えることになりました。
出かけたのオランダ・ベルギーの旅。
旅行中に描いた各所の風景をスケッチ・ブックの中から選び出して、淡彩が施されました。
「デルフトの教会」
透明で清楚な空気感の漂う3点の魅力的な淡彩画が誕生しました(画題はT講師の独断です)。
THさん、前回も素晴らしい函館の風景を描きましたが、今回も魅力的な快作です。
淡い色彩を加えることで、味わい深い鉛筆の線と形が更に活かされました。
特に水面の光の反射の表現は、「絵画」ならではの詩情に満ちています。
例えば、風車の絵の水面の緩やかな放物線など、広がりと奥行きの両方を感じさせる工夫(無意識?)です。
数年前にやはり当地を訪れたことのあるT&M講師、そのリアルさに旅心を痛く刺激されてしまいました。
小品ながら絵心満点の淡彩画、是非とも額装して鑑賞を楽しんで下さい。
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前回、フェルメールの模写を仕上げたHSさん、持参した旅行時の写真を基に今日から新作を描きます。
今日は、構図決めと下地色の彩色が行われました。
もう既に爽やかな雰囲気が漂っています。
次回も楽しみですね。
前回、見事に仕上がったフェルメールの模写「手紙を読む青衣の女」。
今日は、背景部・壁面下部が一調子落とされ、めでたく制作終了のサインが入れられました。
こちらも額装すると、いっそう絵が引き立つでしょう。
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HTさん&HSさん、今日は偶然にもオランダ・デルフト(フェルメールゆかりの地)が共通点です。
17世紀より、陶器(伊万里焼)を通して日本にも縁の深いデルフト、ここ厚木でも繋がりました。
また訪れたい場所です。