木曜日、アトリエはお休みでした。
よって、恒例の名作美術館(その31)を、お届けします。
今日は前回の長谷川等伯の松林図に続き、我が国の絵を紹介いたします。
江戸時代に西洋の影響を受け、諸国大名達の間にも博物図鑑作りが流行しました(17~8世紀)。
諸大名は、お抱えの御用絵師達に身近な動植物や南蛮渡来の珍奇・稀少な動植物を描かせました。
今回はその中から、鳥類を集めてみました。
細密な羽毛など、「写生」が基になっていながらも、東洋・日本独特な平面的・装飾的視点が極めて美術的です。
今回も海外の幾つかのサイト画像から利用させていただきました(最下段、東京国立博物館のサイトより)。
よって出典・画家名など詳細は不明ですが、絵師達の美しい形取り・色使い・筆運びなど、ご鑑賞ください。
By 講師T