アトリエ・マイルストンブログ

2012年10月20日土曜日

MOA美術館児童画展厚木

秋らしい快晴・涼風の1日となりました。


土曜日のアトリエ。先週土曜日に入会したKKちゃん(6才)、今日は2回目の授業(2コマ)です。
その内容は、クラフトで宝箱作り、(前回からの)小皿作り、そして絵の3本立てです。

 左:ムクの木箱を好みの色で彩色します。       右:スパンコールを接着してゆきます。

左:小皿の彩色・仕上げです。             右:最後に花を描きます。

 左:今日から始めた宝箱作り。箱の木の部分が彩色され、スパンコールや飾り玉などで装飾が施されました。
右:前回から始めた小皿作り。今日は素地の部分に彩色され、その後、保護用の光沢ニスが施されました。
 両者ともに、KKちゃんの好みや丁寧な作業振りが凝縮された作品となりました。
両作品とも、今日のKKちゃんの服装(髪留め・上衣・ズボン・靴)にピッタリの色感でした。
宝箱の方は、次回、仕上げられる予定です。


左: 今日から描き始めたハイビスカス。その特徴が適格な線描で捉えられ、次回 彩色となりました。
宝箱・水彩画ともに楽しみですね。

右:前回の初授業の際に描かれた水彩「ピンクのバラ」、テンテコマイ・ドサクサで撮り損なってしまいました。
撮り直しの上、本日あらためてUPさせていただきました。
花ビラの微妙な色の濃淡がしっかりと観察され、再現されました。

KKちゃん、驚異的な集中力と持続力で作品作りを楽しみました。

* * *

「 MOA美術館、児童作品展 (厚木・愛川)」

本日、MOA美術館主催の児童作品展(厚木文化会館)に行ってきました。

 左:厚木文化会館(裏手駐車場側)                  右:地下の作品展示室の様子

夏休みの課題でもある自由画が多数展示されていました。
当アトリエでも夏休みに7名のキッズ達が作画に励み、7人全員が入選(内1名入賞)を果たしました。
以下は、会場で展示されていたキッズ達の作品*(画題は省略)です。
*(照明の関係で、蛍光灯特有の色かぶりや反射などがあり、再現性はよくありません。悪しからず。)
















         SS君(小1)                        MNちゃん(小2)              

















 KH君(小4)                       ATちゃん(小3)















 YMちゃん(小4)                       NMちゃん(小4)
     

HNちゃん(小5)


「 展覧会・見学、後記 」

「美術作品に優劣をつけるのは、いかがなものか」と言う考え・議論が世間や専門家には以前から存在します。
そんな考え方に賛同する部分も、私の中にも確かに存在します。
また加えて、東大合格何人みたいな実績をうたった予備校等の自慢CM等にも、違和感を覚えます。
でも当アトリエで、描画に励んでいたキッズ達の努力する姿とその作品に感動を覚えたのも事実です。

今回、展示された数多くの作品群を目の当たりにして、久々の大きな深い感動が私を襲いました。
各学校から選抜されただけのことはある力作・傑作の一つ一つが、何物にも代え難い宝物のように輝いて見えました。
「物豊かになって、心は貧しく」等と言われて久しい社会ですが、展示作品を見る限り、そんな考えは吹き飛んでしまいます。
そんな能書きはともかく・・・
説明の言葉など見つけられない、子どもたちの目と心と手が生み出した珠玉の作品群、是非、見に行って下さい。

展覧会、明日21日までやっています。きっと、心が洗われますよ。

By 講師 T