アトリエ・マイルストンブログ

2012年3月18日日曜日

THさんの「旅の水彩画」

朝霧に包まれた日曜日、UK君(小4)がやって来ました。
ゴム動力でヒレを揺らして泳ぐ魚を作ることになりました。

 


左:発泡スチロールを切り出すUK君。        右:本体とヒレが加工・彩色されました。

木や金属、ゴムなどの多数の部品の加工と、その連動がポイントになる今回の作品、一体どうなることでしょう。
次回が楽しみです。

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前回から油絵(セザンヌの静物画の模写)を始めたFHちゃん(小6)、いよいよ今日から彩色に入ります。

 
今日は、下地となる各部の支配色や固有色が施されました。
1日の作業内容としては、それなりの時間と根気を要しました。
その成果もあって、とても良い雰囲気が現れ始めました。お疲れ様です。
次回が楽しみですね。

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THさん、今日は「デッサン体験イベント」時に描いた花を仕上げます。

 

「ピンクのハイビスカス」が完成しました。
イベントの際に時間不足で入れられなかった濃調子や細部が加筆され、やさしい雰囲気の作品になりました。

HTさん、花のデッサンの後は、昨秋に旅した際に撮ったスナップ写真を基に、水彩画を描きます。


HTさんの水彩画「函館にて」が、見事に完成しました。

「写真のようには描けなかった。」描画後のHTさんの謙虚な言葉ですが、素晴らしい「絵」の誕生です。
写真ではけっして表せない風光明媚な函館の坂道の情景が、しっかりと紙の上に表現されました。
水彩絵の具の透明感とTHさんのタッチとが相まって、爽やかな光に溢れた絵心豊かな作品となりました。

シャイなHTさん、旅先で彩色するのは「まだ、とても」とのことですが、もう目標ではなく、是非 実行していただきたいですね。

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MFさん、制作中の丸山応挙の「虎図」模写と、額縁作りを続けます。



左の虎図は各所に中濃墨が彩色され、迫力が増しました。次回は最濃墨と背景の金が施される予定です。
右の額縁の方は、目止めと下地の茶褐色塗料が塗られました。次回は仕上げの金色が施される予定です。
次回は偶然にも、両者とも「金」の作業です。楽しみですね。

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HK君とJKちゃん兄妹がやって来ました。
二人とも好きな絵を描くことになりました。


















HK君(小4)は、トナカイの仲間ムースを描き、その身体には最近気に入っている虹色柄を施しました。


 
妹のJKちゃん(5才)の方は、可愛い家、ソフト・クリーム、ワンちゃん、お人形さんを描きました(左)。
その後は透けて見えるトレーシング・ペーパーが気に入り、色々な素材を描き写して彩色しました(右)。
(写真やイラストなどの様々な形をなぞることも、形態感覚を高める上では有効な手段の一つです。)

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SY君(中1)、制作中のセザンヌの風景画の模写を続けます。

 
今日は、空や木々の繊細なニュアンスの色が施され、一段と華やかな雰囲気が出てきました。
次回は、いよいよ最終仕上げに取りかかります。
楽しみですね。


昨日からお彼岸入り。今朝はまるで「黄泉(よみ)の国」のような幻想的な霧が立ちこめていました。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、遅れ気味の「春」が一歩ずつ、少しずつ近づいて来ました。
「春眠、暁を覚えず」の言葉には、「夜明けが早くなった」と「暖かくて寝心地が良い」の二つの解釈があります。
いずれにせよ、その両者を存分に味わってみたいものです。

By ネボスケ講師T