金曜日のアトリエ。
前回、素敵な紫陽花の水彩画を描いたYSさん、その前に着手していた人物デッサンに戻ります。
ルノアールの画集の中から選び出した婦人像油絵の自由模写* を再開します。
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| デッサンの仕上げに取りかかるYSさん |
YSさんの人物デッサンが完成しました。
画面左上からの光による顔の陰影が的確に捉えられて、立体的に描写されました。
背景には中間調子が施され、女性の肌の白さと黒髪が、画面を引き締めています。
これからも機会を見つけて、様々な人物画やその表現にトライされると良いですね。
お疲れ様でした。
* 自由模写とは、原画の形や構図・階調・細部の正確さ等は気にせずに、自らに必要な要素だけを描く方法です。
生身の人間の観察や描画に時間が取れない場合や、画家や人物・人体を研究するには、極めて有効な手段です。
今回の場合は、明確な輪郭を持たない形態をボカシの階調を用いて立体的に捉えることでした。
鉛筆描線での調子作りにそれなりの時間を要しましたが、その目論見は見事に達成されました。
